「上下二連散弾銃でスラッグ弾を撃ってみたいけれど、反動や音がすごそうで不安…」
「2発しか入らない上下二連で、スムーズに次弾を装填できるアイテムないかなぁ」
私が銃猟を始めたばかりの頃はそんなことを考えていました。
上下二連で撃つスラッグ弾は、威力が強い反面、「強烈な反動」「爆音」「2発という装弾制限」という特徴があります。
しかし、アイテムを正しく選んで組み合わせれば、快適さが格段にあがります。
今回は、上下二連でスラッグ弾を運用する筆者が、実際に使ってみて役に立った「身を守るだけでなく、狩猟や射撃の効率を上げるための周辺アイテム」を紹介します。
※本記事に掲載している弾は模擬弾を使用しています。
【目の保護】ガスと衝撃から目を守る「アイウェア(シューティンググラス)」

上下二連銃でスラッグ弾を撃つ際、真っ先に揃えてほしいのが「目の保護具」です。スラッグ弾に関わらず、射撃や狩猟の際には常に着けておきたいものです。
なぜ必要か

スラッグ弾は1個の金属の塊です。散弾より火薬量が多い場合があり、銃身にゴミが詰まっていたり、銃口に適切なチョークを使っていなかったり、という場合に異常高圧で銃身が破裂することがあります。また、薬室から吹き出すガスや未燃焼火薬、跳弾や飛散物などの危険もあります。そのため、眼球を保護するためのアイウェアが不可欠です。
実際に使っているモノ
ESS CROSSBOW (ハイデフイエロー)

このサングラスの最大の特徴は、その「衝撃基準」。10mの距離からショットガンで6発の散弾を撃たれても貫通しないほどです。各国の軍や警察に正式採用されている実績があり、万が一の事故が起きたときにも頼れるアイテムです。こちらの公式HPにスペック詳細がありますので気になる方は参考に。
また、目を守るだけでなく、コントラストを向上させてクレーや獲物の視認性を向上させる、というメリットもあります。その際、レンズカラー(可視光透過率)選びが重要です。
レンズカラーによって、特定の色調を強調させて、背景と物体の差(輪郭)をクッキリさせて視認性を向上させることができます。
可視光透過率は、適切な明るさで視認性を向上させます。天気が良い明るい場所では透過率の低いもの、曇天で暗めの場所では透過率の低いものを選ぶことが大事です。
私が使っているハイデフイエローやハイデフカッパー(オレンジ系)はクレーや山中の獲物と背景の輪郭がクッキリして見やすくなりオススメです。
【装弾数カバー】手元で一瞬で次弾を込める「ショットシェルホルダー」

上下二連の最大の弱点である「装弾数2発」をカバーするための必須アイテムです。
なぜ必要か
①装弾の紛失防止のため②即座に装填するためです。
特に、上下二連銃では最初の大事な2発をホルダーから中折れさせた薬室に最短の動線で最速で装填することが重要です!
そのため、腰の弾帯やポケットからスラッグ弾を取り出すより
①最初の2発を装填できるコンパクトなホルダーを胸元あたり(片手でアクセスできる位置)に配置する
②予備の弾薬は大きめのホルダーに詰めて腰など邪魔にならない位置に配置する
すると、①から薬室への装填が速く、弾を消費したら、②予備弾から①2発装填ホルダーに弾を補充して常に即座に装填できます。

実際に使っているモノ
「カカシラボ X-HOLDER-PRO 12GA」

最初の大事な2発をバチッとホールドしてくれ(ホールド力調整可)、胸元からサッと片手で引き抜き最短で装填できます!
「CONDOR ショットシェルホルダー(12発)」

こちらのホルダーの装弾数は12発と予備ホルダーとして最適です。手前に散弾、奥にスラッグ弾、など区分けもしやすいので便利。モール対応なので、ベルトやベストなどに固定できます。
また、耐久性のあるコーデュラ生地を使用しており、遠慮なくガシガシ使えます。
少し面倒ですが、バックル式(上の写真のように)に改良すると、猟中でもベリベリと音を立てずに開閉することができます。
【耳の保護】爆音のみカットし、周囲の音を聞き取れる「電子イヤーマフ」

スラッグ弾の発砲音は、散弾(鳥撃ち用など)と比べて格段にデカいです。
なぜ必要か
聴力を保護するためには必須です。猟場など開けた場所では音が軽減されるので、1〜2発ならイヤーマフ つけなくてもいいやと思って長年つけずにやってると耳がイカれます。
私が当初より使っているのは電子式イヤーマフ。銃声などの「大音量」だけを瞬時にカットし、周囲の足音や会話などの「小さな音」は集音して聞かせてくれます。
実際に使っているモノ
Walker’s Razor(ウォーカーズレイザー)シリーズ slim 電子イヤーマフ

- 爆発音はしっかりシャットアウト
- 人の会話など周囲の音は拾ってくれる
- 薄型なので据銃(頬付け)時に干渉しにくい
- コンパクトに折りたためて携帯性が良い
この電子イヤーマフ の特徴としては
と、かなり気に入っています。
反動を和らげるコツ(余談)
スラッグ弾(特に12番)を撃つ場合、自動銃は発砲時に反動がスライド(次弾装填)に利用、分散されますが、上下二連銃は発砲時の反動がモロに肩や頬に伝わります。
そのため、大前提として、しっかり肩付け、頬付けして銃と一体となって体全体で反動を受け止めることが大事です。肩付けや頬付けが甘くわずかな隙間があると、鈍器で殴られたような感覚を受けます。
撃ち方によっても反動の感じ方が変わります。例えば、座射(委託)では、身体を固定しているのでガツンと肩や頬に反動が伝わります。一方で、立射だと、反動で体が後ろにしなるように後退し、体全体で反動を受け止めるような感じ方になります。そのため、反動を和らげるという点では、立射が好ましいです。
リコイルパッドやチークパッドなど反動を軽減できるアイテムもあります、今後使う機会があれば記事にしていきたいと思います。
【まとめ】「上下二連×スラッグ」を安全に撃つために
今回は、私が上下二連でスラッグを撃つ際に携帯しているアイテム3選を紹介しました。
【アイウェア】 銃身破裂や飛散物から目を守る
【シェルホルダー】 迅速な装填/確実な保持
【イヤーマフ】 周囲の音を拾いつつ爆音はカット
基本的な装備かもしれませんが、これらを揃えて安心してスラッグ射撃に臨みましょう。
「これから上下二連でスラッグを試してみたい」「スラッグの撃ち方を知りたい」という方は、ぜひこちらの記事も参考にしてみてください。
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