数あるモーラーナイフの中でも、ハンティングシリーズは、既存のシリーズから狩猟向けにアップデートされた実用性のあるナイフです。本記事では、ハンティングシリーズの「カンスボル ハンティングS」「エルドレスS with ベルトループ」の特徴、実際に使用した感想などを解説します。
特徴
- TPEラバーを採用、グリップ力が高い
- コスパが良い(実用性と低価格が両立している)←万が一無くしても精神的ダメージが小さい
- 色味がおしゃれ&目立つ(=無くしにくい)
- 用途が幅広い(キャンプ、登山、料理などにも十分使えるなど)
現場では、、筆者の体験談
冬季のイノシシなどの解体ではとにかく脂が多くナイフがツルツル滑ります。そんな中でもハンティングシリーズは柄が合成樹脂製で滑りにくく、かつ凹凸があるので非常にグリップ力が高いです。また、厚労省の野生鳥獣肉の衛生管理に関するガイドラインでは、「解体に使用するナイフの柄の材質は合成樹脂製とする」と記載があります。柄の材質が鹿角や木製であると、血液や汚れが付着、堆積しやすく雑菌が繁殖して食中毒等の問題が起きる可能性が高まります。このナイフのように柄が合成樹脂製ですと、①水分が残りにくい=雑菌が繁殖しにくいだけでなく、②熱湯をかけても腐食しにくい③汚れを落としやすい④グリップ力がある=滑りにくい といった利点があります。
エルドレスに関しては、サイズ感が小さくアウトドア中に常に腰にぶら下げておくと非常に役立ちます。ロープを切る、小枝を切る、袋などを開けるなどちょっとした作業で活躍します。刃長も短いので取り回しが楽、比較的安全に取り扱えます。
それでは、それぞれのナイフについて解説します。
カンスボル ハンティングS

シース(鞘)とナイフの構造はとてもシンプルなので、出し入れはとても楽です。洗浄も楽でシースごと水洗いできるのも◎


ベルトループが付属しています。ベルトやモールシステムとの組み合わせで持ち運びも楽です。



写真のように刃厚は柄側が厚く、刃先に向かって細くなっています。大型獣の大バラシでは、胸骨をバラしたり関節を外したりする場合に刃厚の厚い部分が役立ちます。一方、刃先の部分では、刃幅が広く薄いので細かい作業が可能で、皮剥ぎから精肉までこの一本で済みます。
エルドレスS with ベルトループ
エルドリスをハンティング仕様にアップデートしたモデルです。刃長が短いため小回りがきき、狩猟時の細かい作業にピッタリです。


とにかく小ぶりで使いやすいサイズ感ですので、女性や子供にもオススメです。



細かい作業を要する鳥類や小型獣際は、これ一本で解体できます。シカやイノシシなどの大型獣は、大ばらし後の精肉などにピッタリです。研ぐ範囲も狭く短時間で研ぎ終わることができます。カンスボルと異なり、刃厚はどこも同じです。
まとめ
ハンティングシリーズ「カンスボル ハンティングS」「エルドレスS with ベルトループ」の紹介でした。どちらも狩猟向きによく考えられた良品です。とりあえず狩猟用ナイフが一本欲しいと言う方は「カンスボル」を、使いまわしやすい手軽なナイフをお探しであれば「エルドレス」をオススメします。個人的には2本揃えると見た目も良いので、ぜひ。

